setsの独り言

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穴掻き(けつかき)先生と笑顔

 良く晴れました。皆様のところは如何でしょうか。

 何故か中学校3年生の時の男性担任が想い出されました。何故、急に記憶が蘇った(よみがえった)のかは分かりません。穴掻き(けつかき)とは担任先生のあだ名でした。穴掻きと言う漢字は、わたしも今調べましたが「お尻を掻く様」を表した表現なのです。

 

 穴掻き(呼びつけで恐縮なのですが生徒同士の間だけで成り立つ呼び名なのです)の名前の由来は、授業中に黒板にチョークで文字を綴ります。そうするとチョークの粉が先生の手に付きます。その手でひっきりなしにズボンのチャックが閉まっているか確認をしたりお尻を掻いたりするもので、ズボンのチャックとお尻の部分が白いチョークの粉だらけになってしまうのです。そうゆう仕草から「けつかき(穴掻き)」っとあだ名がひっそりと教室生徒間だけならず、学年中に広まる程になったのでした。

 

 何を綴りたいのかと申しますと想い出話なのです。以後、失礼ながら穴掻き先生と綴らせて頂きます。穴掻き先生は少々変わった?先生でした。中学生の私達からでも分かったのですが、教師先生達の間から距離をとっており、と言うよりは、他の先生達から奇異の目で見られ扱われて居たのは実際に見て居りました。その理由は分かりませんが、わたしが感じた穴掻き先生の言動の印象は以下に綴らせて頂きます。

 

【わたしの感じた先生の印象】

 1.昼食は最上階の卓球部の部室で一人で食事を取っておられました。

     

 2.生徒達の前で他の先生達からバカにされていました。

     

 3.担当科目が社会科なのですが学級参観では数学の授業をするという理解が出来ない行動がありました。

     

 4.授業について、わたし達生徒が言うべき事ではありませんでしたが社会科授業は教科書を生徒に読ませて終わるという事でほぼ終わっておりました。先生の授業の仕方なのだと想います。

     

 5.わたしの場合なのですが高校受験の時に推薦を1校頂けるとお話がありましたので、穴掻き先生にお願いいたしました。しかし学年主任にわたしは呼び出され酷く怒られました。理由は、穴掻き先生が推薦校を2つわたしにとって下さって居た様で、「一人で2つも推薦校をとるとはどうゆう事だ!!」っと。怒って済む問題では無かった様です。。本来ならば2名の生徒が推薦で高校へ行ける権利を有しておりましたのに、わたしが2校共とってしまった形になっておりました。先生の手違いなのかどうかは今でも分かりません。穴掻き先生には感謝なのですが、生徒としてはどうしたら良いのか感謝しつつ、困惑致しました事でした。。

 

 6.卒業式後、教室に生徒と保護者を残して帰宅してしまいました。

 

 7.とっても心の良い先生だと、わたしは感じました。ただ、非常に言動が不器用過ぎたのでしょうか。

 

 以上ですが、あくまでも、わたしの主観と体験です。また、穴掻き先生を悪く言っているのではありません。

 

 穴掻き先生は、目に見えて言動が不器用なのです。しかし、その言動の核にあるものは深い生徒愛なのが伝わっているのです。バレンタインデーの日にはクラス生徒にチョコでは無く飴の袋を生徒に配って居りました。お世辞にもオシャレな飴では無いのは生徒達でも分かるものでした。そして、飴を渡す時も照れながら「これ・・おい・・配って・・」っと右手に飴の袋を摘まんで(つまんで)、生徒の顔を見ずに右手を伸ばし生徒に渡しておりました。

 

 そして、穴掻き先生の一番のチャームポイント(《〈〉charm+point》その人の最も魅力的なところ。また、人を最も引き付ける部分。デジタル大辞泉の解説より抜粋引用)は、引き攣った(ひきつった)笑顔でした。この表現はマイナスの意味では無く、後の綴りで分かる様に綴らせて頂きます。

 

 そんなある日、高校受験の合否発表の日になりました。わたしの受験結果では無く、こうゆう表現の仕方が妥当かどうかは分からないのですが変な意味ではありません。以下、クラスの中で勉強は得意では無い男子生徒さんが一人居りました。(部活の野球は優秀な生徒さんでした)彼は部活の野球では優秀でした。ただ勉強は得意では無かった様です。ですので受験でかなり不安な日々を送っておりました様です。そして・・・不安だった受験結果は合格でした。しかも野球が強い高校へ推薦では無く一般受験で合格出来ました。彼は教室内でも喜んでおりました。彼は真っ先に言いました。「穴掻きに言いに行こうぜ」っと。穴掻きとは担任の穴掻き先生の事です。この日も穴掻き先生は学校の最上階の卓球部が使用する教室で一人で椅子に座り本を読んでおりました。合格した生徒と、その様子を見にクラス中に生徒が一緒に後をつけて行きました。

 

 生徒が穴掻き先生に駆け寄って言いました

「先生、合格でした」っと。

 

 穴掻き先生は、顔面表情を強張らせ(こわばらせ)引き攣りながら(ひきつりながら)ほっぺたを真っ赤にさせて「そ・そっか・・お・そうか・そうか」という様なお返事をされておりました。

 するとその生徒は後から来たクラス中の生徒達に大声で言いました。

 「穴掻きが笑ったよ!!穴掻きが笑ったぞ!!アハハ~おい、みんな!!見たか?!」っと嬉しそうに騒いでおりました。その彼はと~~~っても嬉しそうなのです。それは志望した高校の合格が得られた事以上に、笑わない・不器用過ぎる・人の良い担任先生が必死に祝福を生徒にしている様(さま)に感動・感激していたのだと伝わりました。

 

 中学3年の担任先生の穴掻き先生も教師先生達から仲間外れをされておりましたのが分かっておりましたし、しかし、穴掻き先生はこれまでの人生でお会いした事がない程に不器用で、ちょっと変わった?言動もありましたが、生徒に何故か愛されていた先生でした。わたしは、穴掻き先生がミスをして推薦高校2校とって下さりました事で、学年主任にかなり怒られましたが、わたしは穴掻き先生を恨む(うらむ)気持ちは全くありませんでした。何故なのだろうかと今も想い返すのですが実は良く分からないのです。

 

 中学3年の1年間だけお世話して下さった穴掻き先生。長い生徒人生がありましたが、一番強烈に心に残る先生でした。今、ブログで綴らせた頂きましたが、まさか、わたしが中学校3年の当時に今日の事を想像できたならば、どう言うのでしょうか。何十年前の出来事のある日ある時のその瞬間の光景や表情や声や雰囲気の全てがそのまま脳裏に残ったままなのです。そして、突如、今朝記憶がよみがえり綴らせて頂いて居ります。

 

 この独り言が穴掻き先生の目に触れたならば、当時のクラス生徒達が穴掻き先生を好いていた事に気づいて頂けたならば、とってもわたし(達)は嬉しいのです。

 穴掻き先生への感謝の綴りをさせて頂きました。

 そして穴掻き先生に出会わせて下さった主に感謝致します。

 

 お立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。

 by sets

 ヨハネによる福音書13:34「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

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